【KAIT産学官連携メルマガ】情報工学科特集 その1(2023年8月9日号)

※本メールマガジンは、神奈川工科大学(KAIT)が主催するシンポジウム等に参加された方、展示会等で名刺交換させていただいた方、関係機関の方々に配信しております。
※配信先の変更・停止をご希望の方は、末尾をご参照ください。

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 目次
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【1】新着ニュース
【2】KAIT機構チャンネル「センサ情報とAIを用いた生活支援技術」
【3】研究・技術シーズ紹介(情報工学科) 
 ●ソフトウェアを短時間で正しくバグ無く作る研究
 ●情報技術を利用した循環型サプライチェーン実現に関する研究
 ●高齢者支援のための笑い誘発に関する研究
 ●モノのインターネット(IoT: Internet of Things)の研究
 ●製本原稿の湾曲補正手法に関する研究
 ●ITS(Intelligent Transport System)に関する技術開発
 ●社会インフラの運用合理化に関する研究
 ●LMS(学習支援システム)による学習履歴データを活用した分析・評価機能の研究
 ●ソフトコンピューティングの数理最適化への応用
 ●センサ情報と機械学習技術による知的空間の実現

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【1】新着ニュース
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■大学見本市2023~イノベーション・ジャパンにブース出展・プレゼン発表します(2023年8月24日・25日)

応用バイオ学科の仲亀誠司教授がブースを出展し、プレゼン発表を行います。
【小間番号】C-78
【展示内容】地球温暖化抑制のためのバイオマス資源からのテレフタル酸の製造
【発表日時】2023年8月25日(金)15:46~
https://cp.kanagawa-it.ac.jp/event/1547.html

■自動運転の視力をもっとクリアに! ~仮想空間シミュレータDIVPの、センサ応用研究への活用~
https://www.kait.jp/tech_news/2445.html

■”乗る人の視点”で車の性能を評価するために ~運転支援・自動運転車の性能評価に関する研究~
https://www.kait.jp/tech_news/2457.html

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【2】YouTube「神奈川工科大学 研究推進機構チャンネル」
https://www.youtube.com/@KikouKAIT
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今号の動画は、情報工学科 情報通信研究室 田中博教授の「センサ情報とAIを用いた生活支援技術」です。
https://youtu.be/KGSfSnWxs5A

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【3】研究・技術シーズ紹介
  《特集》情報工学科 
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●ソフトウェアを短時間で正しくバグ無く作る研究
言語設計学研究室 教授 五百蔵重典

ソフトウェア工学は、ソフトウェアを作る方法を研究する学問で、対象範囲も多岐にわたります。その中で、ソフトウェアの信頼性の確保を求める傾向が強くなっています。例えば、誤りが無いことをテストで十分に確認するのではなく、何らかの方法で誤りが無いことを証明する手段が求められています。欧州では、ソフトウェア設計および開発段階において、SPINと呼ばれるモデルチェッカを使った手法や、Coqと呼ばれる定理証明支援システムを使った手法が盛んに研究されております。しかし、一般の開発者が使うのには敷居が高いのが現状です。これらの有用なツールを一般の開発者が利用可能になるような支援ツール、利用方法の模索をしております。
https://www.kait.jp/research/navi/ioroi.html


●情報技術を利用した循環型サプライチェーン実現に関する研究
経営システム工学研究室 教授 稲葉達也

持続可能な社会の実現が世の中の関心を集めています。サプライチェーン(製造から販売に至る複数企業の供給連鎖)の管理においても、消費された商品を回収し、再利用・再製造に使用する循環型のプロセス実現への関心が高まっています。この循環型の仕組みの課題の一つは回収量に不確実性があることですが、この不確実性は情報技術を活用することで低減することが期待できます。当研究室では、不確実性の軽減に資する情報技術の活用方法を検討するとともに、その効果の定量的評価の研究にも取り組んでいます。
https://www.kait.jp/research/navi/inaba.html


●高齢者支援のための笑い誘発に関する研究
Web工学研究室 教授 大塚真吾

少子高齢化社会に入った日本において、高齢者の中には、一般の人と比べて、微笑んだり、笑ったりする時間が少ない場合が多いようです。しかしながら、「笑い」は人々の心とカラダに様々な効果があると言われており、生活をしてゆく上での高付加価値であり、社会的弱者にとっても必要です。そこで、我々は高齢者に対し「笑い」による心の癒し空間を提供することを目的とし、「笑い」を生成する対話とロボットの動きを自動生成し、高齢者に対して「笑いの場」を提供することを目指しています。
https://www.kait.jp/research/navi/otsuka.html


●モノのインターネット(IoT: Internet of Things)の研究
IoTシステム研究室 准教授 川喜田佑介

身の回りのあらゆるモノをネットワーキングするモノのインターネット(IoT: Internet of Things)が注目されています。例えば、わが国の橋梁やトンネルなどの社会インフラの数量は膨大で老朽化しており、安価な構造物モニタリングが望まれています。モニタリングをバッテリレスワイヤレス化し損傷を自動的に検知できれば、これら社会的な課題解決に貢献できます。当研究室では、同期ストリーミングのためのバッテリレスワイヤレス通信技術、測距・測位不要な信号源同士の近接関係推定による信号源クラスタリング、協調給電による再生可能エネルギー指向自律分散グリッドなどの研究を行っています。
https://www.kait.jp/research/navi/kawakita.html


●製本原稿の湾曲補正手法に関する研究
信号処理応用研究室 教授 木村誠聡

書籍等をOCRを用いてデータ化する際に、様々なスキャナやスマートフォンのカメラを用いて撮影した画像には湾曲する歪みが確認されます。特に綴じている文書を上部から撮影した場合、綴じた辺に向け湾曲した歪みが生じます。さまざまなOCRではこのような歪んだ部分の文字を認識することができません。そこで、画像処理を専門とする当研究室では、最小二乗法などを用いて、文書画像のひずみ形状を限定しない補正手法に関する研究を行っています。
https://www.kait.jp/research/navi/tkimura.html
http://www.ess.ic.kanagawa-it.ac.jp/res_pub/res_pub.html


●ITS(Intelligent Transport System)に関する技術開発
モバイルコンピューティング研究室 教授 清原良三

自動運転、MaaS(Mobility as a Service)というキーワードが毎日のようにニュースで取り上げられています。自動運転は基本的な自動車の動作を決めるための情報(カメラやセンサによる障害物や他車両の情報)の入手や分析、他車両との通信など情報技術を活用することによって実現されます。MaaSもサービスを実現する上では、様々な情報を集めて分析することによって実現されます。本研究室ではこのITSとモバイルコンピューティング技術を中心に研究をすすめ、自動運転時代が到来した際の各種課題の抽出、分析とその解決策の提案などを中心に研究開発を進めています。とくに、自動運転でも、最終的には人が責任を取るモデルを考慮すると実際には最終段階での人の動作が入ることが交通流全体に影響を及ぼすこともあり、こういった課題への対策が重要です。MaaSにおいても、自動車での運搬時間や駅での通行時間(人流抵抗の大きさ)などを推定できないと質の良いサービスが提供できないため、様々な情報を活用した推定技術の開発も重要です。
https://www.kait.jp/research/navi/kiyohara.html


●社会インフラの運用合理化に関する研究
社会システム工学研究室 教授 塩野直志

日常生活に必要不可欠な社会インフラ(電力・ガス・水道・通信に関連する設備、公共施設)の老朽化が進んでいます。担当者の高齢化も進んでおり、従来とは異なる方法での社会インフラの運用およびその合理化が求められています。合理化の一つの方法として、IoTと人工知能、数理最適化の活用が考えられます。例えば、プロパンガスのボンベ配送において、IoTを活用した運用方法を適用すると、ピーク期の配送本数を約3割減らすことが出来ます。当研究室では社会インフラにおいて最新技術を活用し合理的に運用していく方法を研究していきます。
https://www.kait.jp/research/navi/shiono.html


●LMS(学習支援システム)による学習履歴データを活用した分析・評価機能の研究
データ工学研究室 助教 鈴木孝幸

大学の講義などにLMS(学習支援システム:Learning Management System)を活用する事例が多くなっています。LMSには学習者の学習履歴データが大量に蓄積されることになり、そうした学習履歴データを分析・データマイニングすることにより学習者の特徴や学習行動を把握し、教材の評価を行うことが可能となってきています。そうした学習履歴データの効率的な蓄積と分析・評価手法(LA:Learning Analytics)の研究を行い、実際のLMSに組み込む開発を行っています。こうした分析・評価により、学習者のレベルにあった教材の提示や弱点となる項目への繰り返しの学習を促し、学習効果や満足度の向上につながる研究となります。
https://www.kait.jp/research/navi/tsuzuki.html


●ソフトコンピューティングの数理最適化への応用
知的システム工学研究室 准教授 須藤康裕

今後いたるところで計算機が自律的に問題解決に臨み、人間の仕事を取って代わろうとしています。そのためには数理モデル化と問題解決器の構築を分離し、汎用性を高めていくことが不可欠になるのではないかと予測します。また、その人工知能の性質を人間社会に違和感無く浸透するようにするには、人間をはじめとする生物のもつ柔軟さ・曖昧さを許容していくことが一つの解決策だと考えます。ファジィロジックや進化的計算などを駆使し、実時間内で許容解を高速に得るための研究を行っています。
https://www.kait.jp/research/navi/sudo.html


●センサ情報と機械学習技術による知的空間の実現
情報通信研究室 教授 田中 博

センサの小型軽量化、低消費電力化とワイヤレス通信技術によって、膨大なセンサ情報が容易に取得可能です。この情報と進展が著しく多くの領域に浸透しつつある機械学習技術を連携し、知的空間として利便性の向上、生活支援のための要素技術の研究開発、実証システムの構築を目標に設定しています。現在は、カメラや加速度センサによる手指の動きの検出と深層学習技術の連携による手話動作の識別、雑音環境下での音の識別、音声認識性能の確保とその応用、音の低伝搬速度を利用した屋内での高精度な位置検出技術に関する検討を行っています。
https://www.kait.jp/research/navi/htanaka.html
http://www.tnklab.ic.kanagawa-it.ac.jp/tanakalab/index.htm


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