【8/21・8/22】大学見本市2025 イノベーションジャパンに出展します
2025年8月21日(木)、22日(金)に東京ビッグサイトで行われる大学見本市2025~イノベーション・ジャパンに、応用化学生物学科 村山美乃教授が出展いたします。
大学見本市は、日本最大級の産学連携イベントとして国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が2004年より開催しています。全国の大学等機関から創出された研究成果の社会還元・技術移転を促進すること、および、実用化に向けた産学連携等のマッチング支援を実施することを目的としています。
昨年2024年度は2日間の総来場者数が11,000名を超え、本学のブースにも合わせて多くの見学者が訪れました。
ぜひ神奈川工科大学のブースへ足をお運びください。
※入場無料、ご来場には公式サイトからの登録が必要です
公式サイト
https://innovationjapan.jst.go.jp
◆概要◆
名称:大学見本市2025~イノベーション・ジャパン
日時:2025年8月21日(木)、22日(金)
会場:東京ビッグサイト 西展示棟 西4ホール
(東京都江東区有明3-11-1)
来場対象者:企業の技術開発担当者、営業担当者、経営者、学校関係者等、その他オープンイノベーションおよび産学連携に興味のある方等
主催:国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)
共催:文部科学省
後援:公益社団法人経済同友会、独立行政法人工業所有権情報・研修館、独立行政法人国際協力機構、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構、独立行政法人中小企業基盤整備機構、東京商工会議所、特許庁、国立研究開発法人日本医療研究開発機構、一般社団法人日本経済団体連合会、日本商工会議所、農林水産省 (50音順)
HP:大学見本市2025〜イノベーション・ジャパン
◆出展内容◆
小間番号:F-06 (食料・農林水産)
タイトル:不快臭を除いて食品をおいしくするナノ粒子
代表研究者名:村山美乃
◆技術概要◆
食品に含まれる硫黄化合物の多くは不快臭のもととなり、おいしさを損なってしまいます。特に、日本酒は室温下で数か月保管すると、1,3-ジメチルトリスルファンに由来する老香(ひねか)という不快臭が発生し、品質が低下してしまう課題がありました。従来法では老香を活性炭で除きますが、同時に良い香り(吟醸香)に寄与するエステル類も吸着してしまう欠点があります。これに対して、本技術ではシリカと直径 数nmの金ナノ粒子を組み合わせた新しい吸着剤によって、老香のみを選択的に除去することができます。
◆想定される活用事例◆
これまでにモデル試料だけでなく、老香の発生した日本酒でも金ナノ粒子吸着剤の性能を実証してきました。分析評価、官能試験(利酒)のどちらにおいても、活性炭に比べて老香除去性能は高く、また吟醸香が減少しない、という結果が得られています。出荷前のフィルターろ過によって老香を除くことができれば、在庫管理費用を低減することができます。特に近年、海外でも需要が高まっている大吟醸酒の品質保持に貢献する技術です。
◆企業へのメッセージ◆
ナノテクノロジーを応用して、不快臭のもととなる硫黄化合物を選択的に吸着除去する技術です。保存や海外を含む輸送中も日本酒のおいしさを保つことができます。現在、フロー式吸着装置の試作機完成まであと一歩の段階まできました。ぜひ、香りの変化を実感しにお越しください。
◆特許情報 ※公開可能情報のみ◆
●公開中
・発明の名称
後周期遷移金属微粒子担持体の製造方法
・出願人
国立大学法人九州大学,国立大学法人大阪大学
・発明者
徳永信,石田玉青,山本裕典,長谷川貴之,大橋弘範,横山拓史,村山美乃,刀禰美沙紀,奥村光隆
・出願番号
特願2016-36138
・出願日
2016年2月26日
●公開中
・発明の名称
液体中の含硫黄化合物の除去方法
・出願人
国立大学法人九州大学,独立行政法人酒類総合研究所
・発明者
徳永信,石田玉青,山本裕典,長谷川貴之,村山美乃,刀禰美沙紀,磯谷敦子,藤井力
・出願番号
特願2016-36069
・出願日
2016年2月26日
◆ピッチプレゼンテーションを行います◆
日にち:8/22㈮
時間:11:25~(5分間)
場所:ピッチステージB
◆関連リンク◆
不快臭を除いて食品をおいしくするナノ粒子 (新物性化合物合成研究所/応用化学生物学科 教授 村山美乃) | 最新研究情報 | 神奈川工科大学