【KAIT産学官連携メルマガ】情報学部 情報ネットワーク・コミュニケーション学科特集(2025年12月12日号)
【KAIT産学官連携メルマガ】情報学部 情報ネットワーク・コミュニケーション学科特集(2025年12月12日号)
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目次
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【1】イベント情報
【2】新着ニュース
【3】関連動画
【4】研究・技術シーズ紹介(情報ネットワーク・コミュニケーション学科)
●次世代高速通信網におけるトラフィック特性解析
●誰にとっても「使いやすい」ネットワーク社会を目指して
●情報技術を活用した情報とモノの流れの特徴解析による人の支援
●デジタルサイネージへの情報埋め込み技術に関する研究
●攻撃者の「次の一手」を防ぐ未来のマルウェア対策技術に関する研究
●情報セキュリティの情報バリアフリー化の研究
●無線マルチホップネットワークの効率化・省電力化に関する研究
●マルチメディア情報処理に関する研究
●ネットワークを自ら作って自ら動かす!!実践的ICT研究・教育
●相関利用型情報ハイディングに関する研究
●未病改善支援のあり方と支援システムの開発
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【1】イベント情報
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【2025.12.17開催】大学院生によるKAITサイエンスカフェをオンラインで開催【申込受付中】
https://cp.kanagawa-it.ac.jp/press/3789.html
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【2】新着ニュース
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●プレスリリース●
2025.11.11 【神奈川工科大学】スマートハウス研究センターが国立虎尾科技大学 電機資訊学院との相互協力・連携協定を締結
https://cp.kanagawa-it.ac.jp/press/3757.html
2025.12.5 細胞分析システム開発で快挙―小池教授、髙村教授らの論文が、日本環境変異原ゲノム学会誌「Best Paper Award 2024」を受賞―
https://cp.kanagawa-it.ac.jp/press/3853.html
●最新研究情報●
2025.11.10 似たものは似た作用を示す―毒と薬の意外な関係―(新物性化合物合成研究所/応用化学生物学科 教授 山口 淳一)
https://www.kait.jp/tech_news/tech_20251110.html
2025.11.25 環境にやさしくウェットな状態でも抗菌活性を有する材料の開発(先端工学研究センター・第1,第2材料分析研究室/応用化学生物学科 准教授 和田理征)
https://www.kait.jp/tech_news/tech_20251125.html
2025.12.2 【開催報告】特別講座「デザイン×ロボット ― デザインが拓く ヒトとロボットの未来」
https://www.kait.jp/tech_news/tech_20251202.html
2025.12.09 自動運転車の安全性評価 ―雪景色を仮想空間で再現する研究―(先進自動車研究所 学内特別研究員 黒田浩司)
https://www.kait.jp/tech_news/tech_20251209.html
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【3】関連動画
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2024年度の神奈川工科大学 新技術説明会【オンライン開催】のアーカイブが公開されています。
様々な分野から新技術を紹介しております。ぜひご覧ください。
https://shingi.jst.go.jp/list/list_2024/2024_kait.html
研究推進機構の公式X(旧Twitter)
https://x.com/KikouKAIT
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【4】研究・技術シーズ紹介
《特集》情報学部 情報ネットワーク・コミュニケーション学科
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●次世代高速通信網におけるトラフィック特性解析
情報システム評価研究室 准教授 井家 敦
ネットワークのさらなる高速・大容量化を実現させるため、近年これまでのインターネットの概念とは大きく異なったアーキテクチャの考案が進められています。それに伴いネットワーク内に流れるトラフィックの特性が大きく変化することが予想されます。私の研究は、将来的にも利用者が満足できるインターネット管理・運用ができるよう新たなインターネットのトラフィック解析技術の提案とその評価です。これらの研究成果により、実際のネットワーク導入に際し、効率よくその性能を見積もることが可能となります。
【研究室紹介 https://www.kait.jp/research/navi/inoie.html】
●誰にとっても「使いやすい」ネットワーク社会を目指して
コミュニケーションソフトウェア研究室 准教授 岩田 一
現代社会はスマートフォンの普及によって、誰でも簡単に情報発信を行えるようになりました。しかし、安易に自分の個人情報やふざけたメッセージ・写真などをインターネットに公開した結果、大きな騒動になってしまうことがあります。また、真偽不明な情報に惑わされ、詐欺や犯罪に巻き込まれるケースも増えています。そのため、現代のネットワーク社会に合わせた、適切な情報収集・情報発信の方法を指導する、情報倫理教育の重要度が上がってきていますが、特に十代前後の若年層向けの教育はまだまだ不十分と言えます。私の研究室では、皆が安心してネットワークを使用するための教育について研究を行い、誰にとっても「使いやすい」ネットワーク社会となることを目指しています。
【研究室紹介 https://www.kait.jp/research/navi/iwata.html】
●情報技術を活用した情報とモノの流れの特徴解析による人の支援
応用情報システム(自律、モノの流れ、音楽)研究室 教授 臼杵 潤
日々発展する情報技術によって人々の活動は様々な場面で支えられています。このような中、当研究室では情報とモノの流れに着目したデータ解析をベースに、人々の活動を支援するシステムの実現を模索しています。具体的には、人が空中に文字を書く空書動作の認識による機器類の感覚的操作に関する研究、コンピュータやロボットの自律化による機器間の協調作業と作業分担交渉に関する研究、任意の目的で移動する人の歩行ナビゲーションと満足度に関する研究、音楽理論と感性を用いた鍵盤楽器の演奏評価と演奏練習支援に関する研究などに取り組んでいます。
【研究室紹介 https://www.kait.jp/research/navi/usuki.html】
●デジタルサイネージへの情報埋め込み技術に関する研究
ソフトウェア科学研究室 助教 海野 浩
電車内、屋内外など様々な場所でデジタルサイネージを用いた情報伝達が行われています。デジタルサイネージは表示コンテンツの切り替えが容易であるなど、紙媒体にはない利点があります。しかし表示文字が母国語の文字でない人に対してはその文字情報の意味を伝達することができないという、紙媒体と変わらない本質的な問題があります。この問題を解決するために、表示文字に対応する別の形式の情報を表示画像の中に不可視に埋め込み、その表示画像を携帯端末に組込まれたカメラを用いて撮像し、その抽出する技術に関する研究を行っています。これまでに時空間輝度変調法を用いた単一情報の埋め込み技術、時分割多重化法を用いた複数情報の埋め込み手法を提案し、それらの実現可能性の検証を行いました。現在、情報が高密度に埋め込まれた場合におけるその情報の不可視性・可読性の検証、および不可視性・可読性を高める手法について取り組んでいます。
【研究室紹介 https://www.kait.jp/research/navi/unno.html】
●攻撃者の「次の一手」を防ぐ未来のマルウェア対策技術に関する研究
コンピュータウイルス対策研究室 教授 岡本 剛
コンピュータウイルス対策研究室では、サイバーセキュリティ技術において、攻撃者の手口を先読みする「プロアクティブ・アプローチ」を重視しています。現在は、過去の32ビットマルウェアが64ビット環境で「蘇る」可能性に着目し、既存のウイルス対策ソフトがそれらをどの程度見逃してしまうかを実証する、先駆的な取り組みを行っています。この研究は、ランサムウェアのように日々巧妙化し、社会インフラさえ脅かす脅威に対し、未来のマルウェアが流行する前に検知・対策する技術の確立を目指すものです。新しいマルウェアの出現に備えるため、本研究で得られた知見の共有や検知技術の共同開発を通じて、対策技術の高度化に向けた連携を模索しています。
【研究室紹介 https://www.kog.nw.kanagawa-it.ac.jp/】
●情報セキュリティの情報バリアフリー化の研究
セキュア・バリアフリー研究室 教授 岡本 学
手指の運動が難しい人は、銀行ATMで暗証番号を入力することができません。かといって他人に代理で操作してもらうわけにもいきません。そこで必要になるのは、「情報バリアフリー」です。たとえば「足で暗証番号を入力する方式」を並行して提供できれば、腕の不自由な人でも利用が可能となるわけです。またこの方式は今後の新たな感染症発生の場合にも有効です。手指の接触は感染の懸念がありますが、足で入力できれば感染拡大防止に貢献できます。
【研究室紹介 https://www.kait.jp/research/navi/mokamoto.html】
●無線マルチホップネットワークの効率化・省電力化に関する研究
モバイルネットワーク研究室 教授 塩川茂樹
地震や豪雨に伴う大災害時においては、ネットワークインフラが破壊されることで必要な情報の入手ができなくなることが十分に考えられます。そのような環境で効果を発揮するのがネットワークインフラを必要としない無線マルチホップネットワーク技術です。本研究では、無線マルチホップネットワークにおける情報伝達の信頼性や即時性といった効率の向上や、携帯機器などの限られた電力で稼動させるための省電力化に関する研究を行っています。またこれらの技術をIoTにかかせないセンサネットワークに応用し、環境センシングや機器の自動操縦に活かす研究も行っています。
【研究室紹介 https://www.kait.jp/research/navi/shiokawa.html】
●マルチメディア情報処理に関する研究
マルチメディア情報処理研究室 講師 須賀弘道
映像や音声・音響信号から、ニーズに合う情報を抽出することにより様々な分野においてそのアプリケーションが期待できます。現在は、主として映像より人間の身体の動作や、着目した対象物体の動きを抽出する等の研究を行っていますが、今後は映像と共に音響信号の解析を統合することで、より高度な状況判断の実現を目指します。
【研究室紹介 https://www.kait.jp/research/navi/suga.html】
●ネットワークを自ら作って自ら動かす!! 実践的ICT研究・教育
分散ネットワーキング研究室 特任教授 瀬林克啓
本研究室では、ネットワーク自動構築・制御技術、クラウド技術をベースに、クラウド環境とネットワーク環境(ICT環境)をユーザの要望に応じて設計、構築し、監視、更新する一連のライフサイクルの運用作業の自動化と知的制御を実現するネットワーク制御アーキテクチャを提案するとともに、本研究のケーススタディとして、クラウド上への学習支援環境の構築と多様なアクセス手段を用いた遠隔学習環境を構築し、講義やPBLの実施場所に対して適切な学修支援環境を提供する技術の実現を目指しています。また、主に1、2年生を対象として、学生自身が設定したテーマに主体的に取り組むPBL(Project Based Learning)の課外講座を開講し、ネットワーク技術とLinuxの習得と研鑽を支援するとともに、夏休みと春休みの期間にはネットワーク技術者のベンダー資格(Cisco CCNA)の取得支援講座を開講し、実践的技術を習得した人材育成を行っています。丸山教授と共同で進めている8K超高精細映像のネットワーク内コンピューティング処理技術の外部との共同実験や展示会出展を学生の実践の場としています。
【関連URL https://www.u-presscenter.jp/article/post-51051.html】
研究においては、ネットワーク自動構築・制御技術、クラウド技術をベースに、クラウド環境とネットワーク環境(ICT環境)をユーザの要望に応じて設計、構築し、監視、更新する一連のライフサイクルの運用作業の自動化と知的制御を実現するネットワーク制御アーキテクチャを提案するとともに、本研究のケーススタディとして、クラウド上への学習支援環境の構築と多様なアクセス手段を用いた遠隔学習環境を構築し、講義やPBLの実施場所に対して適切な学修支援環境を提供する技術の実現を目指しています。
【研究室紹介 https://www.kait.jp/research/navi/sebayashi.html】
●相関利用型情報ハイディングに関する研究
無線通信理論研究室 教授 鳥井秀幸
特定のディジタル情報を他のディジタルデータの中に隠蔽する技術を総称して“情報ハイディング”と呼びます。代表的な応用例は“電子透かし”と呼ばれる技術で、画像・映像・音楽などのディジタルデータに、人間には知覚困難なように著作権情報を埋め込む目的で利用されます。この他にも、ディジタルデータを用いた情報配信などにも応用可能です。情報ハイディングには様々な方式が存在しますが、当研究室では、情報の埋め込みに疑似乱数を使用する“相関利用型”と呼ばれる方式を研究しています。相関利用型の情報ハイディングでは、情報をデータの広い範囲に拡散して埋め込むため、各種の改変に対する耐性が高いという特徴があります。
【研究室紹介 https://www.kait.jp/research/navi/torii.html】
●未病改善支援のあり方と支援システムの開発
情報サービスシステム研究室 准教授 凌 暁萍
未病改善を共に進める目的で、437の企業や団体の賛同を得て、かながわ未病改善協力制度が創設されました。この制度は、「食」、「運動」、「社会参加」といった三つの分野における活動を想定しています。しかし、突如コロナ禍により、在宅時間が増え、運動不足、人と会う機会が急速に減って気分も滅入り、食生活も乱れがち、となってしまうケースが増えています。かながわ未病改善協力制度の実施活動も縮小しました。県は、運動は生活上で働くことを薦め、社会参加はメールや電話で人とのつながりを維持することを提唱していますが、どれも心身健康でなければハードルが高いです。未病改善協力の効果をあげるためには、疎外的な環境においての有効的な支援方法が求められています。そこで、本研究は会話を通して、情報収集・自己状況の把握・未病改善の実施・管理などを実現できるシステムを構想しました。本システムは求められている「食」、「運動」、「社会参加」を支援する「仲間」の役割を果たすうえ、未病を見える化にしてこころを癒す役割も果たします。現在、「未病改善の仲間」構想を提起し、とりわけ運動についてパーソナルトレーナに近い役割を果たす「トレーニング仲間」を提案し、試作中です。
【研究室紹介 https://www.kait.jp/research/navi/ling.html】
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